以下の内容のうち,
この部分のように
コメントとして記されているのは,その項目自体についての説明というより,その項目と関連する補足説明です.
指定詞-이다「〜だ,〜である」の活用形-예요/이에요は,前の体言がパッチムで終わるかどうかでどちらがつくか決まります.-이예요のようなつづり間違いにも気をつけましょう.
疑問詞を用いた疑問文でも,いくつかの情報を続けて尋ねる中で,「じゃあ,○○は?」と聞くような場合には,-는/은「〜は」が用いられます.
ex.
A: 수업이 언제예요? 授業はいつですか?
B: 목요일 오후예요. 木曜日の午後です.
A: 선생님이 누구예요? 先生は誰ですか?
B: 장민수 선생님이에요. チャン・ミンス先生です.
A: 그럼, 교실은 어디예요? じゃあ,教室はどこですか?
B: 308호실이에요. 308号室です.
펴다「広げる」のように,語幹が母音ㅕで終わる用言の場合,해요体を作る語尾-아요/어요がつくと펴요という形になりますが,語幹が母音ㅣで終わる用言,例えば피다「咲く」なども,同じように펴요となります.基本形に戻す際,注意が必要です.
〈尊敬〉の接尾辞-(으)시-に語尾-아요/어요がつくと,ソウル方言では通常-(으)세요という形が用いられますが,実際には-(으)셔요という形がないわけではありません.
また,日本語とは異なり形容詞にも〈尊敬〉の接尾辞をつけることができます.「〜くていらっしゃいます」などと訳すことが可能です.
例に挙げた用言以外にも,죽다「死ぬ」⇒돌아가시다「亡くなる」,먹다「食べる」⇒잡수시다「召し上がる」などがあります.잡수시다は年齢の高い人に用います.
扱う内容とはズレますが,最後の例文,이쪽으로 오시지요.「こちらの方へいらしてください」の助詞-(으)로について,道具や手段を表すだけでなく,方向「〜へ」という意味も表します.
-(으)ㄹ까요?を含めた他の語尾に共通して,〈尊敬〉と〈過去〉の両方の接尾辞が語尾につく場合,〈尊敬〉―〈過去〉という順序でつきます(第7課).
ex. 선생님은 어디에 앉으셨을까요? 先生はどちらにお座りになったでしょうか?
語尾 -지に않다(否定),못하다(不可能)の活用形を続ける場合,-지に助詞をつけることができますが,例に挙げた-는/은だけでなく,-도なども可能です.
ex. 거기에는 가지도 않았습니다. そこには行きもしませんでした.