解答のためのヒント(51課〜55課)
以下の内容のうち,
この部分のように
コメントとして記されているのは,その項目自体についての説明というより,その項目と関連する補足説明です.
第51課
〈選択〉を表す語尾 -거나
二つ目の例のように,-거나の後ろに하다を続けることが可能です.「〜したりする」という表現になります.
また,参考として示した-거나 … -거나「〜ても〜ても,〜しようが〜しようが」のような意味では,-거나の代わりに-건(本書では扱っていません)を用いることができます.例:날씨가 춥건 덥건 상관없이 나가야 되거든요.
さらに,-거나を-든지(本書では扱っていません)で言い換えることも可能です.例:쉬는 날에는 집에서 청소하든지 책을 읽어요.
問題2
-아지다/어지다をつけた上で,もともと示されている語尾や表現をつけるようにしましょう.例で言えば,깁니나<길다+-ㅂ니다ですので,これを길다+-아지다/어지다+-ㅂ니다のようにするわけです.
なお,르不規則活用(①),ㅅ不規則活用(③),으語幹(④)が含まれています.
問題3
問題5
1:「聞いて」の部分,-고を使って表現してみましょう.「すぐに」は問題4の①でも用いられている語です.
2:「聞いてみてください」の部分では,-(으)세요を使って丁寧な〈命令〉の文にしましょう.なお,「分からなければ」に当たる表現としては接続形語尾 -(으)면を使えばよいですが,このような文脈では모를 때에는「分からない時には」や모를 경우에는「分からない場合には」などといった表現を使っても構わないでしょう.
3:「緊張するのか」の部分,第47課で学んだ接続形語尾 -는지を使って表現してみましょう.文末は한다体にしてみましょう.
第52課
問題1
これまでに扱った不規則活用を混ぜています.復習も兼ねて,活用の違いを確認してみましょう.
問題2
問題4
第53課
問題2
問題4
1:「食べるのに」という部分,その他の表現としては먹는 데も可能です.
2:「中国語を勉強し始めました」に当たる表現としては,この課で学んだ表現の他に,중국어 공부를 시작했어요.「中国語の勉強を始めました」でも似たような意味を表すことができます.
3:「健康でいらっしゃることを」の部分では,건강하다「健康だ」という形容詞に〈尊敬〉の接尾辞-(으)시-を直接つけましょう.日本語では形容詞に直接〈尊敬〉の要素をつけることはできませんが,韓国語では可能です.例:행복하세요.「幸せでいらっしゃいます」など.
4:「作って」の部分,「作って(それを)売る」というように,前後の内容に関連があるといえるため,接続形語尾 -아서/어서を使いましょう.「安く」の部分では接続形語尾-게を用います.
5:「あるようです」では-는 것 같다を使って表現してみましょう.
第54課
-기を使った表現(2)
②の-기는요の縮約形として,-긴요も用いられます.また해体では-기는,あるいは-긴という形が用いられます.
本書では扱いませんでしたが,-기を用いた表現は他にも多くあります.-기로 하다「〜することにする」(例:다음 주에 박 선배하고 밥 먹기로 했는데 민수 씨도 같이 갈래요?「来週朴先輩とご飯食べることにしたんだけど,ミンスさんも一緒に行きますか?」),-기도 하다「〜しもする,〜でもある」(例:학생 때는 멀리 떠난 친구에게 편지를 쓰기도 했다.「学生の時は遠く去った友人に手紙を書きもした」,그런 일이 있었던 것 같기도 하고…「そんなことがあったようでもあるし〔あったような気もするし〕…」)なども覚えておきましょう.
問題4
第55課
ここで扱われている「一定の語尾しかつかない用言」には,1文字の漢字に하다がついたものが主に含まれています:
위해(서)=爲해(서),대해(서)=對해(서),관해(서)=關해(서),통해(서)=通해(서)
問題2
問題4
1:「十分(じゅうぶん)」です.第46課で既に注として示されているので参照してください.「あったにも」の部分では,〈過去〉の接尾辞に加えて名詞化語尾の-(으)ㅁを使います.
2:①と同じく,「上げたにも」の部分では〈過去〉の接尾辞に加えて名詞化語尾の-(으)ㅁを使ってみましょう.文末は한다体にします.
3:「理解することも」は,現在連体形に形式名詞것「こと,もの」を続ければよいでしょう.この問題も,文末は한다体にしてみましょう.
4:「事故当時の状況」では,「〜の」に当たる助詞-의を入れてみましょう.入れなくとも文としては問題ありません.
5:서로「お互い」は名詞としても,副詞としても用いられます.ここでは「お互いを」としていますので,名詞として扱い,助詞をつけてください.「必要ではないでしょうか」では,〈否定〉を表す-지 않다を使い,さらに〈相談〉を表す-(으)ㄹ까요?をつけてみましょう.