2014年9月13日に行われた第4回朝鮮語研究会・朝鮮語教育学会合同大会における,情報処理分科会での資料(須賀井担当部分)です.今後も情報を付け加えるかもしれません.
ウェブ教材を簡単に作成できるツール(現在はフリーソフト).必要な情報は以下から.
本家HPからダウンロード.Windowsではインストーラーつきのファイルを選択.MacOSなどではJava版を選択.インストール後,初回の起動時にユーザー名の入力を促される.この情報はコンピュータに保存されるのみで,どこかに送信されるわけではない.
Windows版とJava版であまり違いがないが,Java版の方がバージョンが低い.
インターフェースの言語を韓国語にすることができる.WindowsではOSの言語設定を変更する必要がある.中村麻結(2013:15-16)を参照.
四択問題など.
クロスワード作成.単語のリストから自動で作成することもできる.
韓国語の場合,以下のような理由からクロスワード作成が困難であると見られる:
上記を解決するために,単語だけでなく文も問題に含めるという方法が考えられるが,分かち書き無しで入力しなければならない.
穴埋め問題の作成.長文の中で用言を活用させたり,副詞や接続詞を挿入させる問題が作れる.
答えは選択式ではなく,入力させることになるので,文単位で回答させると正解が多岐にわたる可能性あり.ただし複数の正解を設定することはできるので対応は可能.
並べ替え問題の作成.韓国語の場合は不向きか.ダミーの選択肢を入れることはできない.「用言は適切な形に活用させること」といった問題にも対応不可.
提示された単語をクリックするバージョンと,ドラッグ&ドロップに対応したバージョンの2種が作成できる.
The Masherを用いて,複数の問題を一つの目次ページのもとに関連付けることができる.
統合する際のリストには「.htm」で終わるファイルではなく,Hot Potatoesのデータファイルをドラッグすること.HTMLでも構わないが,いちいち確認ダイアログが出るので面倒.ファイルをドラッグした後で順番を入れ替えることも可能であり,前後の問題への参照も自動的に更新される.
なお,既に各データファイルから生成されたHTMLファイルがある場合,Masherで「Build Unit」を行うと,再びHTMLが生成され上書きされる.困る場合にはHTMLの生成場所を指定すること.
目次ページ(index.htm)のリストに表示されるタイトルは,各問題作成時の「Title」がそのまま使われる.これを念頭に置いて問題を作成するのがよい.
目次ページのタイトルは「index」タブの「Unit or chapter title」で指定できる.