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drill:sup04

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drill:sup04 [2016/03/22 14:42] – 外部編集 127.0.0.1drill:sup04 [2018/11/05 23:59] (現在) – [問題4] yoshi
行 15: 行 15:
   * 2:「〜しなければならない」という〈義務〉の表現も,やはり用言の品詞によって最後につける語尾が変わります.   * 2:「〜しなければならない」という〈義務〉の表現も,やはり用言の品詞によって最後につける語尾が変わります.
  
-==== 問題====+==== 問題====
  
   * 1:「〜する**ことが**」の「ことが」の部分,것이あるいはその縮約形である게のどちらでも構いません.   * 1:「〜する**ことが**」の「ことが」の部分,것이あるいはその縮約形である게のどちらでも構いません.
行 23: 行 23:
  
 ===== 第32課 ===== ===== 第32課 =====
 +
 +==== -느냐について ====
  
 本書では한다体の疑問文を作る語尾として,動詞につく場合は-느냐を挙げておきました.ただ,本書でも触れたように,**話しことばでは品詞の区別なく-냐が用いられる傾向**があります.韓国の[[http://stdweb2.korean.go.kr/main.jsp|「標準国語大辞典(표준국어대사전)」]]でも,-냐についての文法情報を2015年に修正し,動詞にもつける(ただし主に口語で用いられる)という記述がされるようになりました.まだ話しことば的な語調であるとは思いますが,品詞を問わず-냐をつける,ということが「非標準」ではなくなりました.そのため,本書の解答でも( )内に-냐を用いた答えを併記しています. 本書では한다体の疑問文を作る語尾として,動詞につく場合は-느냐を挙げておきました.ただ,本書でも触れたように,**話しことばでは品詞の区別なく-냐が用いられる傾向**があります.韓国の[[http://stdweb2.korean.go.kr/main.jsp|「標準国語大辞典(표준국어대사전)」]]でも,-냐についての文法情報を2015年に修正し,動詞にもつける(ただし主に口語で用いられる)という記述がされるようになりました.まだ話しことば的な語調であるとは思いますが,品詞を問わず-냐をつける,ということが「非標準」ではなくなりました.そのため,本書の解答でも( )内に-냐を用いた答えを併記しています.
行 47: 行 49:
   * 3:「残っている」に当たる部分,「残った」結果の状態が持続しているということで,-아/어 있다を用います.   * 3:「残っている」に当たる部分,「残った」結果の状態が持続しているということで,-아/어 있다を用います.
  
-==== 問題====+==== 問題====
  
-  * 1:「座**ことができなかった**」の部分,못を用いた表現と,-(으)ㄹ 수 없다を用いた表現のどちらも可能です.+  * 1:「座**なかった**」の部分,못を用いた表現と,-(으)ㄹ 수 없다を用いた表現のどちらも可能です.
   * 2:「開かれた**が**」の部分は,-지만と-는데のどちらも可能です.〈過去〉の接尾辞を入れるのを忘れないで下さい.   * 2:「開かれた**が**」の部分は,-지만と-는데のどちらも可能です.〈過去〉の接尾辞を入れるのを忘れないで下さい.
   * 3:「去っていこうとし〜」の部分,「去っていく」+-(으)려고 하다「〜しようとする」という表現を作ります.その上で〈過去〉,한다体の語尾というように続けてください.   * 3:「去っていこうとし〜」の部分,「去っていく」+-(으)려고 하다「〜しようとする」という表現を作ります.その上で〈過去〉,한다体の語尾というように続けてください.
行 65: 行 67:
   * 2:「降りそうだ**から**」の部分と関連して,文の後半が勧誘文(「急ごう」)となっているため,ここでは選択肢にある-(으)니까だけが可能です.こうした場合には-아서/어서を使うことはできません.第16課,p.48を参照してください.   * 2:「降りそうだ**から**」の部分と関連して,文の後半が勧誘文(「急ごう」)となっているため,ここでは選択肢にある-(으)니까だけが可能です.こうした場合には-아서/어서を使うことはできません.第16課,p.48を参照してください.
  
-==== 問題====+==== 問題====
  
   * 1:대다「触れる」という語ですが,「(〜を)(〜に)当てる」といった意味です.例えば전화기를 귀에 대다「電話機を耳に当てる」など.この問題も「手を(何かに)当てる」=「手を触れる」という意味になっています.ここでは한다体の命令(+禁止)文を作りますが,例えば博物館などでは語尾に-(으)세요などを使って,「お手を触れないでください」程度の警告文が使われています.なお,人が手で何かに触れる,触る,なでるという場合には만지다という語もあります.   * 1:대다「触れる」という語ですが,「(〜を)(〜に)当てる」といった意味です.例えば전화기를 귀에 대다「電話機を耳に当てる」など.この問題も「手を(何かに)当てる」=「手を触れる」という意味になっています.ここでは한다体の命令(+禁止)文を作りますが,例えば博物館などでは語尾に-(으)세요などを使って,「お手を触れないでください」程度の警告文が使われています.なお,人が手で何かに触れる,触る,なでるという場合には만지다という語もあります.
   * 2:「もう少し」という表現,日本語とは順序が逆で,「少し」+「もう(もっと,より)」という順序の表現を作ってみましょう.   * 2:「もう少し」という表現,日本語とは順序が逆で,「少し」+「もう(もっと,より)」という順序の表現を作ってみましょう.
-  * 3:「食べ**て行く**」という部分では,-고 가다を用いましょう.+  * 4:「食べ**て行く**」という部分では,-고 가다を用いましょう.
  
 ===== 第35課 ===== ===== 第35課 =====
行 77: 行 79:
 それぞれの問題文の文末は해요体だけでなく합니다体も出てきていますが,答えを作る際は,「例」の通り해요を用いて引用してください.例えば①であれば「〜始まるそうです」,②であれば「〜起こしたそうです」といったような文を作ればOKです.③ならば「〜かかるだろうと言っています」,くらいの文になるでしょう. それぞれの問題文の文末は해요体だけでなく합니다体も出てきていますが,答えを作る際は,「例」の通り해요を用いて引用してください.例えば①であれば「〜始まるそうです」,②であれば「〜起こしたそうです」といったような文を作ればOKです.③ならば「〜かかるだろうと言っています」,くらいの文になるでしょう.
  
-==== 問題====+==== 問題====
  
   * 1:「退社**した**そうです」となっているので,〈過去〉の表現を作って引用します.これを「退社**なさった**そうです」とするなら,퇴근**하셨다**고 해요.という文になります.   * 1:「退社**した**そうです」となっているので,〈過去〉の表現を作って引用します.これを「退社**なさった**そうです」とするなら,퇴근**하셨다**고 해요.という文になります.
   * 2:「日本**の**ドラマ」という場合,助詞の-의「〜の」は不要です.   * 2:「日本**の**ドラマ」という場合,助詞の-의「〜の」は不要です.
-  * 3:「20日からだそうです」という表現,「(時間)から」を表す助詞に続けて指定詞-이다を用います.もちろん,-(이)**다**고(×)とはなりませんので注意しましょう.+  * 3:「金曜日からだそうです」という表現,「(時間)から」を表す助詞に続けて指定詞-이다を用います.もちろん,-(이)**다**고(×)とはなりませんので注意しましょう.
   * 5:「〜と言っていました」となっているので,最後の部分にも〈過去〉の表現を使ってください.   * 5:「〜と言っていました」となっているので,最後の部分にも〈過去〉の表現を使ってください.
  
行 100: 行 102:
   * 2:「来**てください**」という訳になっていますが,〈依頼〉ではなく,〈命令〉の引用と考えてください.〈依頼〉ととらえて引用するならば,꼭 와 달라고 해요.「ぜひ来てくれと言っています」(<꼭 와 주세요.)となるでしょう.   * 2:「来**てください**」という訳になっていますが,〈依頼〉ではなく,〈命令〉の引用と考えてください.〈依頼〉ととらえて引用するならば,꼭 와 달라고 해요.「ぜひ来てくれと言っています」(<꼭 와 주세요.)となるでしょう.
  
-==== 問題====+==== 問題====
  
   * 2:「ちょっと」は잠깐を使いましょう.   * 2:「ちょっと」は잠깐を使いましょう.
-  * 4:上の問題2とは趣向を変えて,ここでは〈依頼〉の文引用してみましょう.もし〈命令〉の引用とするのであれば,... 참석해 달라고 부탁했어요.(<참석해 주세요.といった文になるでしょう.+  * 4:上の問題2とは趣向を変えて,ここでは「…してくれとお願いした」という〈依頼〉の文引用してみましょう.もし〈命令〉の引用とするのであれば,... 참석라고 ...「…出席しろと…」といった文になるでしょう(後に続く「お願いしました」と釣り合いませんが)
  
 ===== 第37課 ===== ===== 第37課 =====
行 111: 行 113:
 本書に掲げた表は,하다の部分を基本形にしてあるので,何が縮約されたのか分かりにくいかもしれません.以下の表にそれぞれ語尾がついた元の形式を挙げておきました. 本書に掲げた表は,하다の部分を基本形にしてあるので,何が縮約されたのか分かりにくいかもしれません.以下の表にそれぞれ語尾がついた元の形式を挙げておきました.
  
-^    元の式      縮約形   ^ +^  例  ^    縮約形    ^   元の式   ^ 
-|  간다고 니다   니다   | +|  간다고 하다  |  간답니다   다고 합니다   | 
-|   간다고 하는     간다는   | +|  :::  |   간다는     간다고 하는   | 
-|   간다고 해요     간요   | +|  :::  |   간요     간다고 해요   | 
-|  책이라고 니다  |  책이니다 +|  책이라고 하다    책이랍니다  |  책이라고 합니다 
-|  책이라고 하는    책이라는   | +|  :::  |  책이라는    책이라고 하는   | 
-|  책이라고 해요    책이요   | +|  :::  |  책이요    책이라고 해요   | 
-|  받느냐고 합니다  |  받느냡니다 +|  받느냐고 다  |  받느냡니다  |  받느냐고 합니다 
-|  받느냐고 하는    받느냐는   | +|  :::  |  받느냐는    받느냐고 하는   | 
-|  받느냐고 해요    받느요   | +|  :::  |  받느요    받느냐고 해요   | 
-|  바쁘냐고 합니다  |  바쁘냡니다 +|  바쁘냐고 다  |  바쁘냡니다  |  바쁘냐고 합니다 
-|  바쁘냐고 하는    바쁘냐는   | +|  :::  |  바쁘냐는    바쁘냐고 하는   | 
-|  바쁘냐고 해요    바쁘요   | +|  :::  |  바쁘요    바쁘냐고 해요   | 
-|  먹으라고 합니다  |  먹으랍니다 +|  먹으라고 다  |  먹으랍니다  |  먹으라고 합니다 
-|  먹으라고 하는    먹으라는   | +|  :::  |  먹으라는    먹으라고 하는   | 
-|  먹으라고 해요    먹으요   | +|  :::  |  먹으요    먹으라고 해요   | 
-|  놀자고 합니다    놀잡니다   | +|  놀자고 다    놀잡니다    놀자고 합니다   | 
-|   놀자고 하는     놀자는   | +|  :::  |   놀자는     놀자고 하는   | 
-|   놀자고 해요     놀요   |+|  :::  |   놀요     놀자고 해요   |
  
 いくつか例を見てみると,간다**고 하**-ㅂ니다の-고 하-の部分に縮約(脱落)が起こり,간**답니**다のような形式になるわけです.他の形式も見てみると, いくつか例を見てみると,간다**고 하**-ㅂ니다の-고 하-の部分に縮約(脱落)が起こり,간**답니**다のような形式になるわけです.他の形式も見てみると,
行 150: 行 152:
 それぞれ疑問文の引用において,-냐を用いた場合の答えが可能です. それぞれ疑問文の引用において,-냐を用いた場合の答えが可能です.
  
-  * 1:맡냬요+  * :맡냬요 
 +  * 1:바꾸냬요
   * 2:멋있냬요   * 2:멋있냬요
   * 3:작냬요   * 3:작냬요
行 159: 行 162:
   * 3:〈尊敬〉の接尾辞がついて하십니다となっていますが,縮約形を作る際に忘れないようにしましょう.単に-고 하-を脱落させるだけで大丈夫です.   * 3:〈尊敬〉の接尾辞がついて하십니다となっていますが,縮約形を作る際に忘れないようにしましょう.単に-고 하-を脱落させるだけで大丈夫です.
  
-==== 問題====+==== 問題====
  
-  * 1:「無料で」に当たる表現として무료로と공짜로を挙げておきましたが,공짜は話しことばで多く用いられる表現です.+  * 1:「無料で」に当たる表現として무료로と공짜로を挙げておきましたが,공짜로の공짜「タダ」は話しことばで多く用いられる表現です.
  
 ===== 第38課 ===== ===== 第38課 =====
  
-複数の接尾辞を並べる際,順序は-(으)시-〈尊敬〉+-았/었-〈過去〉+-겠-〈意志〉・〈推量〉となります.+本文で「-겠-の前に〈尊敬〉や〈過去〉の接尾辞を置くこともできます」としましたが,これらの接尾辞を並べる際,順序は-(으)시-〈尊敬〉+-았/었-〈過去〉+-겠-〈意志〉・〈推量〉となります.
  
 ==== 問題1 ==== ==== 問題1 ====
行 179: 行 182:
   * 3:「自分が行く」ということを聞き手に伝えるという点では,「私が**行きます**」の部分で-(으)ㄹ게요を用いることもできます(選択肢にありませんのでここでは解答になりません).   * 3:「自分が行く」ということを聞き手に伝えるという点では,「私が**行きます**」の部分で-(으)ㄹ게요を用いることもできます(選択肢にありませんのでここでは解答になりません).
  
-==== 問題====+==== 問題====
  
-  * 1:「行けるでしょうか?(いや,行けない)」というような疑問・反語の文では,疑問詞と-겠-がよく用いられます.例えば//누가// 가**겠**어요?「誰が行くっていうんですか?」(=誰も行かない),그런 사람이 //어디// 있**겠**어요?「そんな人がどこにいるっていうんですか?」(=どこにもいない),など.反語の意味を含めず,また-겠-を使わないならば,갈 수 있을까요?という文も可能です.この場合には,現場における話し手の判断として「行けるだろうか?」というのではなく,単に疑念を表明したり相談する,といった意味合いになります. +  * 1:「行けるでしょうか?(いや,行けない)」というような疑問・反語の文では,疑問詞と-겠-がよく用いられます.例えば//누가// 가**겠**어요?誰が行きますか?(誰が行くっていうんですか?」(=誰も行かない),그런 사람이 //어디// 있**겠**어요?「そんな人がどこにいますか?(どこにいるっていうんですか?」(=どこにもいない),など.反語の意味を含めず,また-겠-を使わないならば,갈 수 있을까요?という文も可能です.この場合には,現場における話し手の判断として「行けるだろうか?」というのではなく,単に疑念を表明したり相談する,といった意味合いになります. 
-  * 2:ここでも〈確認〉の文脈として文を作ってください.また,-겠-を使わずに시간이 모자랄 것 같죠?のような文も可能です.+  * 2:ここでも〈確認〉の文脈として文を作ってください.また,-겠-を使わずに単純な〈推量〉の表現を用いて,시간이 모자랄 것 같죠?のような文も可能です.
   * 3:-겠-を使わない場合の文としては,못 먹을 것 같아요といった,単純な〈推量〉の表現が可能でしょう.-겠-を使った表現の方が,現場における話し手の判断である,といった意味合いが強くなります.また,「もう」に当たる表現としては이제「今や,もう」といった表現を使ってみましょう.더 이상「これ以上」も使うことができます.   * 3:-겠-を使わない場合の文としては,못 먹을 것 같아요といった,単純な〈推量〉の表現が可能でしょう.-겠-を使った表現の方が,現場における話し手の判断である,といった意味合いが強くなります.また,「もう」に当たる表現としては이제「今や,もう」といった表現を使ってみましょう.더 이상「これ以上」も使うことができます.
   * 4:相手の〈意志〉を尋ねるのでなく,「乗って行くかどうか」を単に問うのであれば,-겠-を使わずに가세요?「行かれますか?」という文が用いられます.   * 4:相手の〈意志〉を尋ねるのでなく,「乗って行くかどうか」を単に問うのであれば,-겠-を使わずに가세요?「行かれますか?」という文が用いられます.
行 192: 行 195:
   * 1:ここでの「もう」も「今や」といった意味の語を選びましょう.   * 1:ここでの「もう」も「今や」といった意味の語を選びましょう.
  
-==== 問題====+==== 問題====
  
   * 3:「待ちますね」の部分で-(으)ㄹ래요を使ってみましょう.「行って」の部分では語尾として-아서/어서を使います.「行って**そこで**待つ」というように,前後の事柄に関連があるためです.   * 3:「待ちますね」の部分で-(으)ㄹ래요を使ってみましょう.「行って」の部分では語尾として-아서/어서を使います.「行って**そこで**待つ」というように,前後の事柄に関連があるためです.
行 214: 行 217:
   * 5:〔…〕もっと早いって.   * 5:〔…〕もっと早いって.
  
-==== 問題====+==== 問題====
  
   * 1:「貸してくれる?」の部分では,빌려주다「貸してあげる」に-(으)ㄹ래요?をつけ,相手の意志を尋ねてみましょう.もちろん,-(으)ㄹ래요は해体にしてください.   * 1:「貸してくれる?」の部分では,빌려주다「貸してあげる」に-(으)ㄹ래요?をつけ,相手の意志を尋ねてみましょう.もちろん,-(으)ㄹ래요は해体にしてください.
行 236: 行 239:
 > なお,この問題では「経済的」+「理由」のように名詞を並べる,ということになっています. > なお,この問題では「経済的」+「理由」のように名詞を並べる,ということになっています.
  
-==== 問題====+==== 問題====
  
   * 1:「良くないようです」の部分は,この課で扱った項目以外にも,例えば안 좋은 것 같아요.といった表現が可能です.   * 1:「良くないようです」の部分は,この課で扱った項目以外にも,例えば안 좋은 것 같아요.といった表現が可能です.
- 
  
drill/sup04.1458625336.txt.gz · 最終更新: 2016/03/22 15:04 (外部編集)